モーパッサン
「あるパリのアヴァンチュール」

« Une aventure parisienne », le 22 décembre 1881



(*翻訳者 足立 和彦)

「あるパリのアヴァンチュール」1頁目 解説 1881年12月22日、日刊紙『ジル・ブラース』 Gil Blas に掲載された短編小説(初出時のタイトルは「ある試み」 « Une épreuve », モーフリニューズ Maufrigneuse 名義)。
 1882年、短編集『マドモワゼル・フィフィ』 Mademoiselle Fifi に収録される(キストメケール書店。翌1883年にアヴァール書店から増補改訂版)。
 モーパッサンは1881年10月29日の時評文「女性たち」« Les Femmes » で『ジル・ブラース』にデビューした。当初は時評文を執筆するが、次第にそこにフィクションの要素が加えられていき、それがやがて独立した短編小説になってゆく。本作はその過程の痕跡を留めており、とくに冒頭の語りの部分には、時評文執筆家モーフリニューズの存在が窺える。
 同様に、初出時に作品の末尾にあった次の一文、
« Cette histoire est vraie de point en point. »
 「この物語は細部に至るまで本当である。」
は、このテクストが「事実を語る」ものとしての時評文の枠組みの中で語られていたことをよく示しているだろう。このように、本作品は、「新聞小説家」モーパッサンの誕生の様子を伝えてくれるものとなっている。
 また、田舎に平凡に暮らす女性が都会の享楽的な生活を渇望するという本作品の主題は、フロベールの『ボヴァリー夫人』を思い出させるものであるが、自然主義文学に親しいテーマの一つであった。
 なお、本作には「パリの経験」と題する新庄嘉章の翻訳が存在する(『ある女の告白』、角川文庫、1964年などに所収)が、翻訳者の判断で訳題を変更したことをお断りしておく。


***** ***** ***** *****


 女性の内面において、好奇心以上に激しい感情が存在するだろうか? おお! 夢に見たものを実際に知り、体験し、手に触れること! そのためなら彼女は何をしないことがあろうか? その我慢知らずの好奇心が目を覚ました時には、女性はあらゆる無分別な行動や軽率な振る舞いにもおよび、どんな大胆なことにも挑み、何ものにも尻込みすることがない。私が話しているのは真に女性的な女性についてであるが、彼女たちはあの三重底の精神を持っている。その表面は理性的で冷静だが、三つの秘密の仕切りの内には、それぞれ以下のものが詰まっているのである。まずは、いつでも動揺している女性特有の不安。次に、誠意に溢れる手練手管、つまり敬虔な者が用いる詭弁に満ちた恐るべきあの術策。そして最後には、魅力的な下世話さ、甘美な欺瞞、優美なる不実さ、ありとあらゆる邪な特質であり、それは、愚かなほどに信じやすい恋人を自殺に追いやる一方、そうではない男たちを魅了するのである。
 私が以下にお話したいと思う体験をしたのは、田舎に住むある小柄な女性であるが、彼女はその時までは平凡なまでに貞淑だった。彼女の人生は、見たところ平穏に、忙しい夫と二人の子どもに囲まれた家庭の中で過ぎていたし、非の打ち所のない女として子どもを育てていた。だが彼女の心は、満たされぬ好奇心、未知のものに対するむずむずするような欲求に震えていたのである。絶えずパリを夢に見ては、熱心に社交界向けの新聞を読んでいた。パーティー、身支度、楽しみごとについての記事に欲望を掻き立てられた。とりわけ、ほのめかしに満ちたゴシップ記事、巧みな言辞によって半ば持ち上げられたベールに、不思議なほどに心をかき乱された。その持ち上げられたベールは、罪深くも退廃的な享楽の地平を垣間見させているのだった。
 遠くから、彼女は、荘厳にして腐敗した贅沢の極致の中に、パリという都市を見ていたのである。
 そして、隣で仰向けになって、頭にスカーフを巻いて寝ている夫の規則的ないびきの音に揺すられながら、夢に浸る長い夜の間、暗い夜空に輝く大きな星のように新聞の一面に名前の現れるあの有名人たちのことを想像するのだった。彼らの狂乱的な暮らしぶりを思い描くと、そこには絶えざる放蕩、とんでもなく享楽的な時代がかった乱痴気騒ぎや、官能の極致があるのだが、それはあまりに複雑なものなので彼女にははっきりと思い描くことができないのだった。
 ブールヴァール(1)では、人間の情念が渦を巻いているように彼女には思えるのだった。そこではどの家も間違いなく、常軌を逸した色恋沙汰の秘密を隠しているに違いなかった。
 そうこうする間にも、彼女は自分が老いていくのを感じていた。人生について何も知ることもないままに老いていくのだ。彼女が知っているものといえば、ただ、おぞましいほどに単調で平凡な、人の言うところではそこに家庭の幸福があるとかいう毎日の雑事ばかりである。彼女はまだ可愛らしく、閉め切った戸棚の中の冬の果物のように、この平穏な暮らしの中で若さを保っていた。だがこの果物は、内側では秘密の情熱によって蝕まれ、荒らされ、かき乱されていたのである。彼女は自問する。ああした罪深い陶酔をまったく知らないまま、一度も、たったの一度さえも、パリの悦楽の波に全身で飛び込んだことのないまま、自分は死んでいくのだろうか。
 長い間辛抱して、彼女はパリへの旅行を計画した。うまい口実を見つけ、親類に自分を呼んでもらうことにした。夫は付き添えなかったので、彼女は一人で出発した。
 着くとすぐに、必要となれば二日間、いやむしろ二晩の間、家に戻って来なくてもよいような口実を思いつくことができた。彼女が言うには、近郊に住む友人たちに再会したとのことだった。
 そうしておいて、彼女は探しに出た。ブールヴァールをくまなく歩き回ったが、番号を割り振られてさ迷っている悪徳(2)の他には何も目に入らなかった。視線で大きなカフェの奥を探り、『フィガロ』紙の通信記事を注意深く読んだ。それは彼女にとって、毎朝、愛を告げる早鐘か呼び声かと思えるものだったのだ。
 だが、芸術家や女優たちのあの大がかりの乱痴気騒ぎを窺わせるものは、決して何も見つからなかった。『千夜一夜物語』に出てくる洞窟や、迫害された宗教の祭儀が密かに行われていたローマのカタコンブのように、魔法の一語によって閉じられているように想像していた放蕩の神殿の存在を、何物も彼女に明かしてはくれなかった。
 親戚は中産階級に属していたので、頭の中で名前がぶんぶん音を立てている著名人を彼女に会わせることなどできはしない。そういうわけで、絶望的な気持ちで帰郷することを考えていた時、偶然が彼女を助けることになったのである。
 ある日、ショセ=ダンタン通りを下っていた時、彼女は足を止め、日本の置物で溢れた店先をじっくり眺めていた。日本の置物はとても色鮮やかなので、見る者に一種の陽気さを与えてくれる。滑稽な小さな象牙細工、燃えるような七宝の大きな陶磁器、奇妙なブロンズ彫刻を見つめていると、店の中で、店主がたいへん慇懃な姿勢で、禿げ頭に灰色のあごひげを生やした太った小柄の男に、太鼓腹の巨大な人形を見せつつ、これは一品かぎりですよと言っているのが聞こえた。
 商人の一言一言の内に、この好事家の有名な名前が、召集ラッパの音のように響いていた。他の客たち、若い婦人や上品な紳士たちは、こっそりと素早い一瞥、品良くはっきりと敬意の表れた一瞥で、この有名な作家を眺めていた。彼はと言えば、磁器で出来た人形を熱心に見つめている。人形とこの男とは、同じ腹から生まれた兄弟のように、どちらもともに醜かった。
 商人が言う。「あなた様のためでしたら、ジャン・ヴァラン様、千フランでお譲りいたしましょう。まさしく仕入れ値でございますよ。一般の方々でしたら千五百フランのところです。けれども私は芸術家のお客様を大切にしておりますし、特別の値段を付けさせていただいております。皆さんこちらへいらっしゃいますんですよ、ジャン・ヴァラン様。昨日はビュスナック様(3)が、大きな古代の杯をお買いになられました。せんだっては、こちらのような(美しいじゃございませんか?)燭台を二つ、アレクサンドル・デュマ様(4)にお売りいたしました。さあ、今お手にしてらっしゃる品を、もしゾラ(5)様 がご覧になったら、きっと買われてしまいますよ、ジャン・ヴァラン様」
 作家は、品物には気を惹かれるものの、金額のことを思っておおいに困惑してためらっていた。彼はまるで砂漠に一人でいるかのように、他人の視線を気にかけてもいなかった。
 彼女は震えながら中に入って来ていた。目は不躾にも彼に釘づけで、彼が男前かどうか、優美かどうか、若いかどうかなど思ってもみなかった。彼がジャン・ヴァランその人、ジャン・ヴァランなのだ!
 長い戦い、苦しい逡巡の後、彼は机の上に磁器を置いた。「駄目だ、高すぎるよ」と彼は言った。
 商人はいっそう雄弁になった。「おお! ジャン・ヴァラン様、高すぎるですって? これは十分に二千フランの値打ちのある品でございますよ」
 七宝の目をした人形をいつまでも見つめたまま、文学者は悲しそうに答えた。「否定はしないよ。でも僕には高すぎるんだ」
 その時、彼女は、狂ったような勇敢さに突き動かされ、前に進み出た。「私にでしたら、その人形はお幾らになりますの?」
 商人は驚きながら答えた。
「千五百フランです、奥様」
 ――頂きますわ。
 作家は、それまで彼女に気づいてもいなかったので、急いで振り返ると、観察者らしくいくらか目を細め、足先から頭の端まで彼女を眺めると、次に、物識りとしてさらに詳しく検分した。
 彼女は魅力的で、これまで内部に眠っていた炎によって突然に照り輝き、活気づいていた。それに千五百フランの骨董を買うような女は、どこにでもいるような女ではない。
 その時、彼女は魅惑的な優美さに満ちた動きを見せ、彼のほうに向くと、震える声で言った。「失礼しました。私はいささか乱暴でしたわ。あなたはまだ、きっと最終的な決断をなさってはいませんでしたね」
 彼はお辞儀をした。「奥様、私はもうそれを下していましたとも」
 彼女はすっかり興奮して言った。「それでも、今日にせよ後日にせよ、あなたがお考えを変更するのがよいと思われた時には、この置物はあなたのものですわ。私がこれを買うのは、ただそれがあなたのお気に召したからですもの」
 彼はあきらかに自尊心をくすぐられて微笑んだ。「どうしてあなたは私をご存知なのですか?」と彼は言った。
 そこで彼女は自分の抱く称賛の思いについて、彼の作品の名を挙げながら雄弁に話した。
 おしゃべりするために、彼は家具の一つの上に肘をついていた。相手に鋭い視線を注いで、彼女の意図を見抜こうとしていた。
 時々、商人はこの生きた広告を捕えたのを幸運として、新しい客が入ってくると、店の反対側へ向かって大声を上げるのだった。「さあ、これをご覧ください、ジャン・ヴァラン様、美しいでしょう?」するとすべての頭が持ち上がるので、彼女は、有名人と親しく話しているところをこんな風に見られる喜びに震えた。
 最後には陶然となって、彼女は、さながら突撃を命じる将軍のように最大限の勇気を出した。「こうさせていただけたらとても嬉しいんですけど」と彼女は言った。「情熱的に敬愛しているお方に、十分の間お会いできた一人の女の記念として、この人形をあなたに差しあげるのをお許しくださるかしら」
 彼は断った。彼女は固執した。彼は抵抗したが、たいへんに面白がり、心から笑っていた。
 彼女は意地になって彼に言った。「ああ、もう! 私は今すぐこれをお宅に届けますわ。あなたはどちらにお住まいなの?」
 彼は住所を教えるのを拒んだ。だが彼女は店主に尋ね、それを知ると、代金を支払い、辻馬車へ向かって逃げ出していった。作家は彼女を捕まえるために走った。この贈り物を受け取るような危険に身をさらしたくなかったし、それを誰に送り返せばいいのかも分からなかったからだ。彼が彼女に追いついたのは、彼女が車に飛び込んだ時で、彼も飛び乗ったが、ほとんど彼女の真上に落ちかかり、走り出した辻馬車の勢いにひっくり返った。それから彼女の隣に座り直すと、すっかりうんざりしてしまった。
 彼は懇願し、主張したが空しく、彼女は譲ろうとしなかった。ドアの前に着くと、彼女は条件を提示した。「もしあなたが」と彼女は言った。「今日一日、私の希望を叶えてくださったら、私はこれをお宅に置いていくのをやめますわ」
 ことが大変に面白く思われたので、彼は承諾した。
 彼女は尋ねた。「普段はこの時間に何をなさいますの?」
 少しばかりためらった後、「散歩しますね」と彼は言った。
 そこできっぱりとした声で、彼女は命じた。「ブーローニュの森へ!」
 二人は出発した。
 彼は彼女に向かって、知っているすべての女たちの名前、とりわけふしだらな女たちの名前を教えねばならず、彼女たちについての私的な細部、その暮らしぶり、習慣、部屋の様子、放蕩ぶりについて語らねばならなかった。
 夜になった。「毎日、この時間には何をなさいますの?」
 彼は笑いながら答えた。「アブサンを飲みます」
 そこで彼女は重々しく言った。「それでは、アブサンを飲みに行きましょう」
 二人は、大通りで彼の行きつけの大きなカフェに入り、そこで彼は仲間たちに出会った。彼は全員を彼女に紹介した。彼女は喜びに夢中になった。頭の中では「やっと、やっと!」という言葉が間断なく鳴り響いていた。
 時が流れ、彼女は尋ねた。「ご夕食の時間かしら?」
 彼は答えた。「はい、奥様」
 ――それでは、夕食に行きましょう。
 カフェ・ビニョン(6)を出ると、「晩には何をなさいますの?」と彼女は言った。
 彼は彼女をじっと見つめた。「場合によりますね。時々は劇場に行きます」
 ――それじゃあ、劇場に行きましょう。
 二人は、彼のお蔭で特別計らいでヴォードヴィル座に入った。そして最高に栄誉なことに、バルコニー席で彼の隣に座ると、彼女は劇場全体の注目を浴びた。
 上演が終わり、彼は優美に彼女の手を取って口づけした。「奥様、心地よい一日を過ごせたことであなたにお礼を申し上げるばかり……」彼女は彼をさえぎった。「この時間には、毎晩何をなさいますの?」
 ――それは……それは……家に帰りますが。
 彼女は笑い出した。怯えているような笑いだった。
「それじゃあ……あなたのお宅へ行きましょう」
 それから二人はもう言葉を交わさなかった。彼女は時々、足先から頭の端まで身震いした。逃げ出したいと同時に留まっていたくもあり、心の奥底には、行くところまで行ってしまおうという固い意志があった。
 階段のところで、彼女は手すりにしがみついた。それほどに気持ちが激しくなっていたのである。前に立ってのぼる彼は、蝋マッチを手にしながら、息切れしていた。
 彼女は部屋に入るとすぐに、とても素早く服を脱ぎ、一言も発さずにベットにもぐりこんだ。壁に向かって身を丸くしながら、彼女は待った。
 だが彼女は、田舎の公証人の正妻がそうであるように素朴で、彼はトルコの高官よりも要求が多かった。二人はまったく理解しあえなかった。
 それから彼は眠った。夜が過ぎていき、ただ掛け時計のちくたくという音だけがしていた。彼女は、じっと動かずに、夫婦で過ごしてきた夜のことを思っていた。そして、中国のランタンの黄色い光の下で、悲しみに暮れながら、隣の小男を眺めた。彼は仰向けに寝ており、すっかりまん丸く、膨らんだ腹がガス風船のようにシーツを持ち上げていた。彼はオルガンのパイプのような音を立てていびきをかいていた。鼻の鳴る音が引き伸ばされ、息の詰まる様が滑稽だった。二十本余りの髪の毛は、つるつるの額にじっと貼りついてその荒廃を覆い隠さなければならないのに疲れたかのように、休息の間を利用して奇妙な風に逆立っていた。そして半分開いた唇から、一本のよだれが垂れていた。
 ようやく、閉じたカーテンの隙間から、夜明けの光がわずかに入ってきた。彼女は起き上がり、音を立てずに服を着て、ドアを半分ばかり開いたところで、錠前がきしんで音を立てたので、彼が目を覚まして目をこすった。
 数秒の間じっとしていた後、はっきりと感覚を取り戻すと、昨夜の出来事がすっかり思い出されたので、彼は尋ねた。「それじゃあ、あなたは行かれるのですか?」
 彼女は立ち止まったまま、困惑していた。口ごもって言った。「ええ、朝ですから」
 彼は半身を起こした。「さてさて」と彼は言った。「今度は僕のほうから、いくつか聞きたいことがあるんだけど」
 彼女は答えなかった。彼は続けた。「昨日から、あなたにはとても驚かされましたよ。ざっくばらんに、どうしてこんなことをしたのか教えてもらえませんか。僕には何が何だか分からないのでね」
 彼女はそっと近くに歩み寄り、処女のように赤くなった。「私は知りたかったの……その……放蕩を……でも……でも、面白くもないものね」
 そして彼女は逃げ出した。階段を降り、通りに飛び出した。
 掃除人夫の一団が道路を掃いていた。彼らは歩道や敷石を掃き、あらゆるごみを溝へと押しやっている。規則的な一定の動作、牧草地の草刈り人夫のような動作で、彼らは半円を作って塵埃を掃き進めていく。そして行く先々の通りで、彼女は彼らを何度も目にしたが、まるでばね仕掛けで自動的に歩く舞台上の操り人形のようだった。
 そして彼女の中でも何かが掃き出され、溝へ、排水口へと追いやられたように感じられた。押しやられたものは、過剰に掻き立てられた彼女の夢だった。
 彼女は家に帰った。息をあえがせ、すっかり凍え、頭の中には朝方パリを掃除していたあの箒の動きばかりを感じていた。
 そして、部屋に入るや否や、彼女は激しく泣いたのだった。


『ジル・ブラース』紙、1881年12月22日付
『マドモワゼル・フィフィ』、1882年(1883年、増補改訂版)所収




訳注
(1) パリのセーヌ右岸の主要な歓楽街を成す大通りを指す。
(2) 娼婦のこと。
(3) William Busnach (1832-1907). 劇作家、ゾラの小説の舞台化に関わったことでも知られる。ビュスナック名義の一幕劇『トマサン夫人』Madame Thomassin (1883年1月13日クリュニー座初演)制作に、モーパッサンが関与していたのではないかという説がある。
(4) Alexandre Dumas fils (1824-1895). 小説家・劇作家。小説『椿姫』 La Dame aux camélias (1848) がとくに名高い。1880年代後半にモーパッサンはデュマ・フィスと親交を持つことになる。2幕劇『家庭の平和』La Paix du ménage はデュマの協力を得て1893年3月(モーパッサンはすでに入院中)に、コメデイー=フランセーズで上演されるに至る。
(5) Émile Zola (1840-1902). ゾラの骨董趣味に関して、モーパッサンは時評文「エミール・ゾラ」(『ゴーロワ紙』1882年1月14日)の中で触れている。
(6) Café Bignon. ショセ=ダンタン通りとイタリア大通りの角にあった有名なレストラン。




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